頑張って作った動画が全然再生されない。。。
動画は企画が大事って聞いたけど、どんな考え方で取り組めばいいの?
こういった疑問にお答えします。
「どうやったら自分の作った動画を見て貰えるのか?」
多くの方が抱える悩みです。
カメラを買ったり、編集テクニックを磨いたり、色々試したけど効果を感じられないという方が多いと思います。
その理由は、お気付きの通り「企画」の考え方に問題があるからです。
企画とは、先に目的が存在し、それを達成する為に「何をするのか?」というものです。
しかし多くの場合「何をするのか?」から入ってしまう為、失敗します。
そして、目的が明確であるからこそ、動画に込められるメッセージは一つに絞られますので、アレもコレもという事にはなり得ません。
この記事では、多くの方に再生して貰える動画の企画方法と、その考え方について、お話ししていきます。
早速始めましょう!
再生される動画の企画方法と考え方
下記の5つが、動画を企画する際に考えるポイントです。
- 1.目的を明確に
- 2.キーワードを選ぶ
- 3.ターゲットは誰か
- 4.ターゲットの持つ疑問
- 5.構成を考える
1.目的を明確に
最初に、動画を作る目的(ゴール)を明確に決めます。
大きく分けて「購入」と「認知」の2つに分かれ、それぞれ方向性が異なるので、ハッキリさせておきましょう。
広告動画の例を2つご紹介します。
- 購入が目的の動画
→「購入ページへの流入(リンクのクリック)が3,000件/公開期間」 - 認知が目的の動画
→「Google ブランドリフト調査で20%増/公開前→公開終了」
この目的がブレると「自社のことも知って欲しいけど、商品がいくつか売れたら嬉しい」という曖昧な動画になってしまい、早い段階で動画から離脱されてしまい失敗となります。
なので、土台となる目的は明確に1つと決めて取り組むようにしましょう。
2.キーワードを選ぶ
Webで公開する動画はキーワードが重要です。
視聴者は目的を持って検索し、目的を満たせそうな動画を再生するからです。
みなさんも普段調べ物をする時、考えを凝らしてキーワードを入力しますよね?
どんな視聴者が、何を知りたくて、どんなキーワードで検索した時、その動画に辿り着くのか?というところまでイメージできていないと、視聴者にとって有益な動画を作ることは出来ません。
Youtube動画は勿論のこと、広告動画でも、適切な動画に表示される回数は重要です。
例えばYoutubeで「サボテン 育て方」で検索すると下記のように検索候補が出てきます。
これはサジェストと言って、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に提案(表示)される機能なのですが、ここに出て来るキーワードに沿った動画タイトルだと検索にかかりやすいということは容易に想像できますよね?
ちなみにタイトルだけ後でサジェストに寄せれば良いんじゃない?と思われるかもしれませんが、その場合、タイトルと内容の辻褄が合わなくなり、「望んだ動画ではない」という理由で離脱者が増えます。
Youtubeの場合、視聴維持率でユーザーの検索意図に合ったコンテンツかどうかを判断していますので、タイトルと内容が合ってない動画は評価を下げられ、露出する機会を減らすことになります。
3.ターゲット(ペルソナ)は誰か?
年齢、性別、職業、趣味、など、動画を見てくれる具体的なターゲットをイメージする必要があります。
なぜなら狙った人に刺さる動画でなくてはならないからです。
例えばこんな感じに
例:ヨガ教室の動画
- 20代 女性
- 月〜金 9時-5時 の事務職
- 彼氏:募集中
- 趣味:一人カラオケ
- ダイエットは3日坊主
- 主食:米
もっと細く人物像を具体化させても良いですね!
もしも、多くの人に見てもらいたいが為に、ターゲット層を広げて、興味の薄い人にまでリーチされる動画を作ってしまった場合、不当なリアクションを受けることも増え、動画投稿先のアルゴリズム上で不利になりますし、そもそも「自分に向けられたもの」として認識されませんので、結果が伴いません。
動画を作る上では、ターゲットは明確にし、彼ら彼女らがその動画を見て行動を起こせるようにだけ注力すべきということです。
全ての人を惹きつけようなんて、欲張った考えは禁物です。
4.ターゲットの持つ疑問
視聴者は、既に知っていることに興味を持ちません。
自分が知らないことを知りたいと思っています。
中には具体的な疑問を持っている方も一定数いらっしゃるかもしれません。
動画を作る上で、視聴者の疑問を解決することは重要な課題であり、その為にはターゲット層の視聴者がどんな疑問を持っているのかを明確に把握しておく必要があります。
例えば、飲食店の紹介をするにしても自分たちが拘っているポイントとは別に、視聴者が抱えている疑問が「コンセントがあるか?」だったりするかもしれませんし、それはターゲット層や様々な条件によって変わってくると思いますので、必ず事前のリサーチをお勧めします。
5.構成を考える
いよいよ構成を考える段階です!
目的、キーワード、ターゲット、疑問、が揃っていれば半分は出来たも同然なので、後は肉付けしながら組み立てる作業です。
細かい構成の話は、Youtubeで使える動画構成の考え方【チェックリスト付き】でご紹介しますが、ここまで軸がハッキリしてればそんなに難しい作業ではありませんし、もし定期的に投稿する動画ならパターンにしてしまってOKです!
皆さんが普段見る動画の中にも、役に立つ情報や、知りたかった事を教えてくれる類の動画ってあると思いますが、そういった動画は必ず構成がしっかりしていて、毎回同じ流れだと思います。
それを見て「また同じ流れかー」とは思わないですよね?
気持ちよく見れるものに対しては何も思わないのが普通なので、そこを狙っていく必要があります。
上記の1~5を意識して取り組むだけで芯のある動画になります。
企画する際の注意点
注意点が2つあります。
- 自分の作りたい動画に走らない
- 視聴者を具体的にイメージする
自分の作りたい動画に走らない
「やりたい事と、やるべき事は別です」
どうしても、やりたい事が先行してしまいがちですが、そうなると、目的、キーワード、ターゲットと疑問が後付けになるので、検索ボリュームの少ない範囲や、購入意欲の少ない層にリーチすることになりかねません。
そうなると広告費も無駄になりますし、取集したデータも改善に活かしにくいものとなります。
結果を出すには、正しい企画の流れに沿って動画を作らなくてはなりません。
視聴者を具体的にイメージする
ターゲットは具体的であればあるほど良いです。
例えば、年齢層を広く設定しすぎると表現に一貫性を保てなくなり、視聴者に刺さりにくい動画となってしまします。
わかりやすい例で言うと、教育テレビの英会話は、レベル別で出演者が違いますよね。
幼児向けにもなると、キャラクターへの愛着を視聴の動機にもってくることもよくありますよね。
極端にいうとそういう事です。
まとめ
今回は動画作成の背骨になる「企画」について解説しました。
企画という言葉が面倒くさそうなイメージを持っておりますが、シンプルに「何の為か(目的)」「誰に向けたどんな内容か」という事を、ハッキリさせる為のステップだと思って頂ければと思います。
キーワードを決めてから動画を作るという流れは、少し慣れが必要ですが、何も決めずに自由に作ったものとでは明らかな差が見て取れるはずです。
業務フローって、最初は面倒だったりしますが、慣れてくると逆に「よくあんなアバウトな感じで回せてたよな…」て思うことありませんか?
結局”慣れ”という事です。
再生される動画の企画方法と考え方についてでした。
是非試してみて下さい^^
ではまた!
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