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フルサイズ機でもAPS-C用レンズは使える【ソニーのEマウントを5分で理解する!】

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フルサイズ機でもAPS-C用レンズは使える【ソニーのEマウントを5分で理解する!】

SONYのミラーレス一眼レフが「Eマウント」というのはご存知かも知れませんが、カメラ本体はフルサイズ機とAPS-C機があるので、今回はAPS-C機を買う予定だけど、今後フルサイズ機に移行した場合レンズが無駄になってしまうのでは?と不安になることもあるのでは無いでしょうか?

初めてカメラを購入される方は勿論ですが、他のメーカーからSONYに乗り換えられる方は尚のこと慎重になると思います。

だって同じEマウントでも「APS-C用」って書いてあるし…

もう一つAマウントってあるけど、気にしなくて良い?

画角が狭くなるみたいな話は聞いたことあるけど、どっちに何を付けたらとかは曖昧かも…


結論から言うと、フルサイズ機でもAPS-C用レンズは使えますし、その逆も勿論問題ありません。
ただ幾つか注意点があるというだけです。
と言っても「え?それだけ?」と拍子抜けするぐらいの情報量なので安心して下さい!

この記事では、APS-C用のEマウントレンズをフルサイズ機で使う際の注意点にフォーカスしながらEマウントへの理解を深めていくと同時に、実際のレンズ選びに役立つ情報もご紹介致します。


ちなみに「Aマウント」に関しては既に生産終了している一眼レフ用のマウント(ミラーレスではない)なので、特に覚える必要はありません!




フルサイズ機でもAPS-C用レンズは使える

フルサイズ機でもAPS-C用レンズは使える

そもそも「マウント」とは、レンズ交換式カメラのレンズを装着する受け口の規格のことを言います。

SONYのミラーレス一眼カメラ αシリーズは全てEマウントに統一されておりますので、どのメーカーが作ったレンズでも「Eマウント用」なら装着できるわけです。



そうなると、後はフルサイズ機とAPS-C機でのレンズの共有について明確な知識があれば何も怖く無いわけです!

一つずつ整理していきましょう。

  • 組み合わせのパターンを整理する
  • APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う場合は注意点がある
  • APS-C用のレンズを選ぶ理由




組み合わせのパターンを整理する

Eマウント用レンズはフルサイズ機でもAPS-C機でも使えますので、下記の4通りの組み合わせが可能です。

  1. フルサイズ機 + フルサイズレンズ
  2. フルサイズ機 + APS-C用レンズ
  3. APS-C機 + フルサイズレンズ
  4. APS-C機 + APS-C用レンズ

1と4に関しては、センサーサイズに合ったイメージサークルなので、当然何の問題もなく使用できます。
3に関しては、レンズの性能が高い中央付近で撮影できますが、焦点距離は1.5倍となります。
(24mmのレンズなら36mm相当の焦点距離になる)

さて、問題は2の「フルサイズ機 + APS-C用レンズ」ですね!
Canonの場合はAPS-C用レンズをフルサイズ機で使う事が出来ないのですが、SONYは使えます。

ではどんな問題があって、どう対処する必要があるのかを見ていきましょう。



APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う場合は注意点がある

APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う場合は注意点がある

前項でもチラッと出てきた「イメージサークル」とは、レンズを通って入ってきた光がセンサー投影円領域のことを言います。
上記の画像を見て分かる通り、レンズとセンサーサイズの関係においては、センサーがイメージサークルに収まるような設計となっているのが基本です。


というわけで、フルサイズ機にAPS-C用のレンズ付けるとこうなります。

APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う場合は注意点がある

APS-Cセンサーに合わせて作られているレンズなので、当然その範囲しかカバーできず、ケラレと言って周りが黒くなる現象が起きます。

しかしガッカリすることはありません!

SONYのフルサイズミラーレス一眼にはAPS-Cモード(Super 35mmモード)が備わってますので、APS-Cセンサーサイズにクロップ(切り抜き)して撮影が可能です。
EVF(ファインダー)やライブビューで見た時にも拡大されて映るので、違和感なく撮影可能です。

APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う場合は注意点がある

この通り問題なく機能します^^
焦点距離が1.5倍計算になるのは当然なので、画角は狭くなりますが、元々APS-C機で撮影されていた方にとっては、逆にしっくりくるかも知れませんね!

ただしクロップされるということは、その分画素数は落ちますので、仮に3300万画素のフルサイズセンサーの場合は約1400万画素ということになります。
まぁ単純に「画素数=綺麗さ」というわけでは無いので、不安に感じる必要はありませんが、当然の事として理解しておく必要はあります。

画素数とセンサーサイズに関してはこちらの記事をご参照下さい。
»動画用カメラのセンサーサイズと画素数の考え方【830万画素で4Kは撮れる?】



APS-C用のレンズを選ぶ理由

ここまでの説明を見ると、なんだかAPS-C用のレンズって不利だな〜と思われるかも知れませんが、APS-C機を買う予定なら難しく考えず、APS-C用のレンズ群の中からチョイスすることをお勧めします。

当然その恩恵は、価格が安い事と軽い事です。

APS-C機を選ぶ理由として、やはり低コストでも高水準な画質を得られて、尚且つストレスなく撮影したいという想いがあると思います。
レンズのラインナップは5万円〜10万円の範囲のものが多く、フルサイズと比較すると大体半額のイメージです。
そしてコンパクトで軽いので、旅行などにも持っていきやすく、写真や動画を撮る事が楽しくなります。
これってっ結構大事で、重くて持ち運びが億劫になると、カメラに触れる機会が少なくなって熱も冷めちゃうんですよね…

なので、APS-C機を選ぶなら、将来フルサイズを買うかも知れなくても、今は折角のAPS-C用レンズの恩恵にあやかるのが良いと思っています。




レンズ選びに役立つ情報

ブログやYoutubeのレビューなど、情報を集める方法は豊富ですが、分母となる選択肢がどれぐらいあるのかを把握した上でピンポイントの情報を集めていくのが良いと思ってます。

そこで役立つのがPHOTO YODOBASHI

焦点距離別にズラッとまとまっていて、それぞれにサンプル多めのレビューが付いてますので、かなり重宝します。

フィルタリング機能もわかりやすいので、絞り込んでの検索も簡単ですし、焦点距離を数値だけではなく、わざわざ画面の右半分を使って視覚的にわかりやすくしている所が親切で良いですね^^

こうやって一覧で見る事で、選択肢の多い焦点距離や、そうで無いものを把握しやすくなると思います。



まとめ

Eマウントに対するモヤモヤは晴れましたでしょうか?

レンズのマウントって、細かく分かれているイメージをお持ちの方もいらっしゃると思うので、こんなにシンプルだと逆にちゃんと理解できているのか心配になってしまうかも知れませんが、実際すごくシンプルだと言うお話でした。

唯一、APS-C用のレンズをフルサイズ機で使う時に注意が必要というぐらいです。

この辺りの話には付き物の、「焦点距離35mm換算」に関しては下記の記事をご参照下さい。
»【レンズ選びで失敗しない】35mm換算とは?簡単な計算方法を紹介


ある程度欲しいものが固まったら、実際にお店で色んなレンズに付け替えてみるとスッキリしますよ!

ではまた^^


映像雑学, 機材
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そもそもGPUって何??ってなりますよね。





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Shinpei Nakamura(ADEMOYO)

ビデオグラファーのShinpei Nakamuraです!
EOS Movieに衝撃を受けて映像を始めました。
2014年「ADEMOYO」として映像制作をスタートし、2018年まで会社勤めと並行して行なっておりましたが、現在はフリーのビデオグラファーとして活動しており、広告映像(CMやMV等)の制作、イベント撮影、スチール撮影を行なっております。
個人の作品や、デモリールは上記のYoutubeリンクよりご覧下さい^^
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