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スマホだけで本格的な動画撮影をする為の7つのテクニック

投稿日:2020-06-29 更新日:

スマホだけで本格的な動画撮影をする為の7つのテクニック


最近ではプロがスマホだけを使って制作したショートフィルムが公開されたり、とにかくスマホのカメラ性能は年々向上しております。

同時にFilmic Pro(¥1,840)などの有料カメラアプリケーションの開発も進んでおり、ますますスマホでの動画撮影機能が充実してきております。

一方でスマホを使った撮影技術の発展はというと、スマホ用のジンバルが各社から発売されたりなど、盛り上がりは見せておりますが、根本的な撮影技術に対してのアプローチでは無くあくまでもサードパーティー製の何かを使ってという発想に流れています。

そこで今回は、有料アプリにも機材にも頼らずに、ちょっとした工夫だけで一気にクオリティの上がるスマホ動画の撮影方法をご紹介します。

ここでお伝えする撮影方法は、スマホに限った話ではなく、今後一眼レフなどを使った撮影をする上でも絶対に役に立つ内容となっております。



スマホだけで本格的な動画撮影をする為の7つのテクニック

スマホだけで本格的な動画撮影をする為の7つのテクニック


僕は2014年から映像制作を行っており、今は映像一本で生活しております。

職業柄「なぜこの映像が綺麗に見えるのか」という視点で映像を見ることが多いですが、「カメラが優れているから」という答えが出ることは、まずありません。

これ本当です。

それぐらい撮影方法や見せ方が大事ということです。

それではいきましょう!


  • 1.自作ストラップで手ブレが激減
  • 2.カメラの動かし方
  • 3.水平を保つ
  • 4.どんなカメラの役割かを明確にする
  • 5.距離感にバリエーションを持たせる
  • 6.あえて固定で撮影する
  • 7.明るさを確保する




1.自作ストラップで手ブレが激減

手ブレが良くないというのは、もうご存知かと思いますが、「しっかり脇を締めて」とか「両手でしっかり持って」というのは試してもそんなに効果を感じられないですよね。

そこで活用するのがストラップです。
下の図のように首からかけたストラップをスマホに引っ掛けるだけです。

自作ストラップで手ブレが激減

紐なら何でも良いですが、グリップ力を高めるなら細めのラバーバンドとかも良いでしょうね!

ポイントは

・ストラップがピンと張る状態にすること
・スマホを持つ指は軽く添える程度

その辺の紐でやってみて下さい。

驚くほどスマホが安定し、ジンバルに乗せているようなスムーズな映像が撮れるはずです。

「指を添えるだけ」というのも実際やってみると解ると思います。

三脚が重力の力で安定しているのに対して、この方法は首を軸にカメラに向かって横方向の一定の力を加え続けることで安定を実現しています。

劇的に変わるはずですよ!




2.カメラの動かし方

基本的にカメラの動かし方は縦(チルト)と横(パン)です。
あえて手持ち撮影っぽい演出が必要な時以外はこの動きを守ることで安定した絵を撮ることができます。

スマホは手軽さゆえに、あっちこっちレンズを向けてしまいがちですが、それが素人っぽさの原因になります。撮影する時は自分が三脚になったつもりで軸を意識しましょう。

また、動かすスピードも大切です。

風景を全体を撮る場合はゆっくり動かします。
逆にフレーム外に位置する人や物にカメラを向ける時は素早く動かしましょう。

中途半端に横(パン)に動かす映像は見てて一番気持ち悪くなります。



3.水平を保つ

水平垂直を保てている映像は綺麗です。
しかしスマホのレンズは広角なので歪みやすく僅かな傾きでも安っぽい絵になりがちです。

横の水平に関してはわかりやすいですが、縦が意外と甘かったりするので、意識して保つことが重要です。

背景に縦の線や横の線が多い街中や屋内は特に注意。

逆に森の中や草原など、人工的な縦横の線が無い環境ではそんなに気にする必要はありません。

広角レンズは広く撮れるメリットがある代わりに、フレームの淵に近づくほど歪みやすくなりますので、その特性を理解する上でもクセづけた方が良いですね!



4.どんなカメラの役割かを明確にする

一眼レフ、ビデオカメラ、アクションカム、ドローンなどカメラの種類は沢山ありますが、スマホをそれぞれのカメラに見立てて扱うことで、撮影のバリエーションは増えます。

例えばアクションカムを想定したショットを撮りたいなら、手持ちでは無く動く人や乗り物に固定してしまうことで、それっぽくなったりします。

カメラの動かし方の項でゆっくり動かすという話をしましたが、不思議なものでアクションカムの構図なら映像が暴れていても視聴者はストレスに感じません。

逆にドローンと思わせるようなスムーズな映像でも、向きを変える際に水平を失うと違和感を感じさせることになります。

それぞれのカメラの特性を理解して上手に再現してみて下さい。



5.距離感にバリエーションを持たせる

スマホ撮影はどうしても近距離で撮る習慣があるので、メリハリのない動画になりがちです。

人を撮るにしても物を撮るにしても、クローズアップしたショットや遠くから撮ったロングショットを織り交ぜることで作品に厚みが出ます。

レンズを変えることは出来ませんが、被写体に近づいて撮影すると背景が綺麗にボケるので一眼レフっぽい雰囲気も演出できます!



6.あえて固定で撮影する

固定はつまらないと思われがちですが、全くそんなことありません。
確かに無意味に長尺使うものではないですが、時には動きのある映像以上に強い効果を発揮します。なので面倒臭がらずに必ず三脚を使いましょう。

用意するのはスマホ用の三脚でも、普通のカメラ三脚にスマホホルダーを付けたものでも良いです。

街をブラブラしながら遠くや近くなど色々撮影してみると、面白いものとそうでないものがわかってくると思います。
Velbon ファミリー三脚 EX-440 4段
Velbon スマートフォン用三脚アダプター



7.明るさを確保する

明るさの確保。これはスマホ撮影で最も重要なポイントです。
最近では4K撮影も当たり前になってきたスマホですが、暗い場所での撮影には相変わらず弱いのです。

弱いというのは、ノイズが多くディティールが失われるということです。どこまで進化してもあのコンパクトな機械に搭載できるセンサーには限界があり、無理して機械で明るくしようとする為デジタルノイズが多く不鮮明になりがちです。

ではどうする必要があるか?

オーバーなぐらい明るくして撮影しましょう。後で編集する時に暗くする分にはノイズは出ません。ちなみに映画の撮影で夜のシーンを撮る時は嘘みたいに明るい場所で撮影していますよ!

あと夜の撮影ですが、夜の撮影はプロなら必ず照明を使います。
しかし夜の照明はとても難しいので、それよりは明るさを確保できる場所を見つける事が最優先です。ほんの僅かな明るさの差でもかなり変わりますので、「若干暗いかな?」と思った時は、妥協せずに光を確保して下さい。必ず良い結果になります。

晴れの日に外で撮影した動画が凄く綺麗なのはご存知かと思います。
逆に蛍光灯の下が意外と暗いですよね?
それもそのはず蛍光灯500ルクスに対して、太陽光100,000ルクスですからね。

映像制作は光との付き合い方が重要なのです。

関連記事:3点照明を理解して動画のクオリティを上げる【スマホ撮影でも効果有り】



スマホだけで本格的な動画撮影をする為の7つのテクニックでした。

一つ言い忘れましたがスマホは絶対横持ちで!TikTokの撮影とかなら別ですが、特に目的がない限り横撮りする習慣をつけましょう。

映像制作というものは、ちょっとした手間を惜しむかどうかで作品の質を大きく左右するものです。これに関してはスマホも一眼も例外なく同じで、常に面倒臭さとの戦いですが、編集する時に「やっといて良かった~」ってなることは結構多いですよ!

是非良い作品を撮って下さい!

では!

撮影
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Indieemotion(インディーモーション)管理人
Shinpei Nakamura(ADEMOYO)

2014年から映像制作を開始。
制作案件はMVを中心にライブビデオや企業/店舗のPRビデオまで幅広く、企画から撮影/照明/音声/編集に到るまで基本ワンオペのハードモードFilmmaker。ヒーヒー言いながらやってます。
旅と屋台を愛し、2019年はストック素材撮りと称して1年弱アジアからヨーロッパを彷徨いながら撮影を敢行。超楽しかったです(^^)
このブログでは、誰でもカンタンに出来るビデオ撮影方法から、こだわり抜いた撮影/編集まで、割と広めの役立つ情報を公開していこうと思っています!