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PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選【原因はコレ】

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PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選【原因はコレ】

Premiere Proで動画編集を行う際プレビューがカクついてイライラすることってありますよね…。スムーズに再生できないと編集どころでは無くなりますので、僕も相当頭を悩ませてきた問題です。

中には割とスペックの高いPCを使っているにもかかわらず、プレビューがもっさりするという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「まさかこれが普通なのか??」

と不安に思うこともあるかもしれませんが、勿論そんなことありません。


この記事ではプレビューが重たいという問題を解決する為に、僕が普段行なっている解決方法を5つご紹介いたします。

実際に試して頂くことで確実にプレビューがスムーズになり、ストレスを軽減できますので、是非取り入れて頂ければと思います!




Premiere Proのプレビューが重たくなる原因

Premiere Proのプレビューが重たくなる原因

まずは根本的な原因を知っておきましょう。

素材自体が重たい

フルHDの素材よりも4Kの素材の方が重たいという単純な違いは当然有りますが、最近のカメラはデータの圧縮技術(エンコード)が向上してますので、撮影段階でファイル容量が軽く済むデータは、編集ソフトで展開(デコード)すると負荷が高いという図式があることを知っておきましょう。
逆に撮影段階でファイル容量を沢山使うタイプのデータは、編集ソフトでは負荷が低いものです。
「最近Premiere Proの再生が重い」という方は、以前と比較して扱うデータの種類が変わっていないか確認してみましょう。



PCのスペックが低い

Adobeが推奨する環境を満たしているかは重要です。
Premiere Pro 必要システム構成では最低でもメモリ8GBと表記が有りますが、それはソフトウェアが動くギリギリの要件なので、実際に快適に使おうと思えば16GB〜32GBは必要です。
また、画像処理においてはGPUが肝を握っており、これはソフトウェア自体がGPUでの処理を優先する設計になってきているというのが大きいですが、容量の小さいGPUの場合は画像処理の一部をCPUに振ることになってしまい効率が落ちます。

あとは、メディアの保管場所がHDDかSSDかでも読み込み速度は変わります。

関連記事
»GPUとは?動画編集に適したMacの選び方【意外な落とし穴に注意!】




他のソフトが影響している

PCに負荷がかかりやすい画像処理系のソフトウェアは同時に起動しない方が良いです。
待機状態でもメモリ容量を割きますので、処理の限界を迎えやすくなります。
同じAdobe製品であれば上手に負荷を分散してくれますが、それでも不要なら終了させておいた方がPC自体への負荷が下がります。



これらの原因により、リアルタイムの画像処理に支障が出ているということになりますので、それをどのように軽減するかというのが、これからご紹介する解決方法となります。




PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

Premiere Proでも他の動画編集ソフトでも、タイムラインを再生する際に処理が追いつかないとカクカクしてしまうというのは共通しています。
例えばテロップを重ねている場合や、処理に時間のかかるエフェクトを使う場合は負荷が増しますので、そこまでスムーズな再生は期待できないと思っておいた方が良いです。

なので、長年動画編集を行なっている人は重たくなることを前提としたワークフローを確立しています。

順番に見ていきましょう!



1.解像度を下げて再生する

画面に表示させる映像の画質を落とすことで再生しやすくする、一番シンプルな方法です。
プレビュー画面右下のプルダウンメニューから変更可能です。

画質が落ちるので、細かいディティールの確認用には向いておりませんが、カット編集や大まかな流れを構成する段階では重宝しますので、作業内容に合わせて使い分けると良いです。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選



2.レンダリングする

最も基本的な方法です。
ここで言うレンダリングとは、タイムライン上の素材をプレビュー用に書き出す作業のことを指しておりまして、大げさな作業のように感じるかもしれませんが、動画編集ソフトにおいては当たり前とも言えるプロセスになります。

スムーズな再生が難しい場所は、タイムラインに赤い帯が表示されているので、その範囲がレンダリングの対象となります。
方法は、ワークエリアを指定してEnter(return)キーを押すか、メニューバーのシーケンス>「ワークエリア全体をレンダリング」を選ぶだけです。
ワークエリアが表示されていない場合はシーケンス名の横にあるメニューボタンからワークエリアバーにチェックを入れます。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

素材の長さやエフェクトの種類によって、レンダリングに掛かる時間も変わってきます。
動画全体のレンダリングは高性能なPCでも時間がかかることが多いので、休憩や食事の前に開始しておくことが多いです。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

無事レンダリングが終わると、ワークエリアのバーの色がグリーンになります。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

正直煩わしい作業ですが、レンダリングしてからプレビューするというのは、スタンダードな流れです。
簡易的ではあるものの一応「書き出し」が行われている以上、その速さはGPUの性能で大きく左右されます。



3.プロキシの作成

ざっくり言うと、編集用に小さいサイズの素材(プロキシ)を作成して作業を行い、最後に本物と差し替えるという方法です。
と言ってもプロキシを作成する時に一手間かかるだけで、他に面倒な作業はありません。

プロキシ作成には時間がかかりますが、素材を選択して開始ボタンを押せば後は自動で進みます。
4Kや6Kといった大きな素材を扱う場合は編集開始前にその作業だけやっておくことで後が楽になります。

プロキシの作成方法についてはこちらの記事をご参照下さい
»【簡単】Premiere Proで重い動画をスムーズに再生させる方法


4.メディアキャッシュの削除

メディアキャッシュが溜まるとストレージを圧迫しますので、こまめに削除することをお勧めします。
デフォルトではPC本体のHDD/SSDに自動で保存されるように設定されていますので、とっくに編集が終わっているプロジェクトに関わるキャッシュファイルなんて要らないんですよね。

環境設定>メディアキャッシュから「削除」を選択します。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

ストレージの空き領域の問題でソフトウェアの挙動がおかしいと言う場合に有効な手段となるので、日常的にプレビューが重たいと言う問題に対してはそこまでインパクトを与えることはできません。
しかし、塵も積もればと言うやつで、日頃から習慣にしておいて損はないです。



5.FXをOFFにする

エフェクトをボタン一つで全てOFFにできますので、全体の流れだけを確認したい場合に有効な方法です。
再生ボタンの並びに「FX」マークがない場合は、右下の+マークを押してボタンエディターから追加します。

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

最終的な仕上がりの確認には向いておりませんが、途中の確認段階ではよく使います。




まとめ

PremiereProのプレビューが重い時の解決方法5選

出来るだけ手間をかけずにサクサク編集したいところですが、PCやソフトのスペックが向上するのと同じ速さで扱うファイルも大きくなってきているので、多少マシにはなってきているものの、それでも動画編集は負荷が大きいと言う点は変わりません。

今回ご紹介した方法の中で、「レンダリング」「プロキシ」の2つが最も理想的な解決方法と言えますが、いずれも”書き出し”が実行されているわけなので、どこかのタイミングで待ち時間が発生することは必須です。
なので、この待ち時間をいかに短縮するかという観点で考えると、やはりGPUの性能が重要になってくるのは事実です。

しかし、今回ご紹介した方法を効率よく取り入れることでハードウェアの問題もカバーできますので、是非積極的にトライしてみて下さい!

関連記事
»面倒なことしてませんか?Premiere Pro 知ってると便利な機能 10選


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Shinpei Nakamura(ADEMOYO)

ビデオグラファーのShinpei Nakamuraです!
EOS Movieに衝撃を受けて映像を始めました。
2014年「ADEMOYO」として映像制作をスタートし、2018年まで会社勤めと並行して行なっておりましたが、現在はフリーのビデオグラファーとして活動しており、広告映像(CMやMV等)の制作、イベント撮影、スチール撮影を行なっております。
個人の作品や、デモリールは上記のYoutubeリンクよりご覧下さい^^
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